ノジマオンライン、公式XでSwitch2を転売したアカウントの利用停止を発表
どうやらフリマアプリの商品画像に映っていた商品管理用QRコードから特定に至った可能性が高そうです。
ノジマオンラインの転売対策
下記のポストのように、BOTが介入できないような転売対策を実施していましたが、それでも今回のように転売されてしまったみたいです。
ノジマオンラインの対応についてのネットの声
当該ポストのリプ欄を見ると下記のようなコメント届いており、おおむね好意的に捉えられているように見えました。
- 地道ですが、こういう対応有り難いです!
- 各社に連携して、撲滅してほしいですね
- ゲーム好きで最低の所業だな。妥当な処遇だと思います。
一方で、著名人の堀江貴文さんや田端信太郎さんは以下の様に転売ヤーに対してどちらかというと肯定的な意見をポストしており、TLにも堀江さん、田端さんに同調するポストが散見されました。
私の感想:やっぱ転売ヤー好かんなあ…
転売ヤー好かん、好かんなあ…
誤解がないように書いておくと、転売ヤーやめろとは言ってません。転売ヤーが合法か違法かの話もしてません。単純に私の転売ヤーへの感想です。
さらにもう少し付け加えると、転売という行為も否定していません。むしろ転売は社会に必要な流通の1プロセスだと思っています。
転売ヤーを語るにあたって念のため、転売ヤーの定義をWikipediaから借りておきます。
転売屋(てんばいや、英語: reseller)とは、主にフリマアプリやネットオークションや協力者などを販路に用いて、需要が供給を上回るとみなしたモノを大量に買占めて、高額で転売して利益を得ることを目的とした虚業を、専業や副業で行う者。転売ヤー(てんばいやー)ともいう。
Wikipedia 転売屋のページよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%A2%E5%A3%B2%E5%B1%8B
この虚業という表現が言い得て妙で、まさしく転売ヤーの行う”転売”にはまったく社会的な意義が伴っていないと思います。いや、意義がないだけならまだマシで社会に負担を掛けるところまで行っているように見えてしまうので、ちょっと度を越してるんちゃう?が私の感想です。
そもそも転売とは
例えば下図の様に、商社や問屋のような卸売業者がメーカーから商品を仕入れて、マージン(利益)を乗せて家電量販店やスーパーの小売店に販売することもこれは立派な転売です。卸売業者から購入してきた商品を小売店が一般消費者に販売する行為も当然転売と言えます。

転売の担う社会的な意義
では、これら転売が担う社会的な意義とはなんでしょうか。
今回は以下にふたつだけ示します。(実際には他にももっとあると思います。)
- 流通網を駆使して、メーカーの商品をより多くの人に届ける
- 一般消費者の手元に届くまで、メーカーのブランドや商品の品質を守る
メーカーにももちろん流通を担う営業や物流部門は設置されています。しかし、今回の任天堂に限らずですが数百万人のユーザーを相手にビジネスをしているような会社が独力で商品を全ユーザーの手元に届けるなんてことはほぼ不可能です。
そのため、卸売業者たちが独自の流通網に乗せて商品をより多くの人に届ける。これがひとつ目の卸売業者たちが担う社会的な意義になります。

これに加えて各業者は流通の間、商品がいつどこでどのように運搬・保管等を行ったかの情報を記録しています。この情報を以てして、メーカーから出荷された後の商品の品質やメーカーのブランドイメージを守っています。これがふたつ目の卸売業者たちが担う社会的な意義になります。
この社会的意義を転売ヤーが果たしているか
答えは否だと考えます。
さきほども記載しましたが、社会的意義を果たしてないどころか下記2つの点で社会に無駄なコストを発生させているようにさえ見えます。
・1点目:流通網自体は流通業者の頑張りによって十分に張り巡らされて、抽選や順番待ちは発生するにしろ全ユーザーが手に取れる状況の中、入る必要のない小売と消費者の間に割って入って投機的な利益を吸い上げるために徒に商品の価格を吊り上げている。
・2点目:転売ヤーが介入することで、メーカーから小売店に届くまで守られてきた品質にリスクを発生させている。
これらの観点からも、一般的な転売と転売ヤーの”転売”は明確に区別すべきでしょう。
最後に
何度も書きますが、転売ヤーにやめろとも言いませんし、転売ヤーが合法か違法かの話もするつもりもないです。単純に好かんなあと思うだけです。
転売ヤーが話題に上がるたびに漠然となんか好かんなあと思ってましたが、良い機会なので自分の為にもちょっと整理して記事にしてみました。
というか、Switch2はやく当選して欲しいのですが…
はやくマリオカートワールドやりたい…
以上